紅葉でも見ようかなと思って、自転車で近くを通りがかった有名なお寺にふと立ち寄ってみれば、あまりの観光客の多さにすぐ出てきてしまいました…。
寺社仏閣、昔はけっこう好きだったのだけど、いつからかあまり全部は得意ではなくなっていたような気がします。
自分では「あのへんの年月から行かなくなったかな…」となんとなく思うことも。
ここ何年かは、いろんな意味で、ひとや何かの気配がうずまくものの中にはなるべく身を置かないようにしています。
生きていても死んでいても、きよらかでもよこしまでも、たのしくてもくるしくても。
どちらかといえば「にぶい」私なので、たいした感覚も持ち合わせてはいないけど
自分の意に染まないことに関しては、なるべく不用意に「受け取らないようにする」のが今はベスト。
そしてふだんの生活でもそうだけど、受け取りたいことに関しては、自らすすんで全力で向かうのがベスト。
窓辺から、猫地蔵のように無言で見つめてくるネルネルの前に、おそなえものみたいにして消しゴムを置いてみると、瞬時にどこかへ蹴っころがされてゆく秋の朝。
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