だいたいいつも、明けがたにはなにかしらの作業をしている。
もっともはかどる気がする時間帯なので。
自分なりにけっこうたくさんのプロジェクトを同時進行し始めたし、猫は起こしにくるしで、そんなに朝寝坊もしていられない。
手を動かしながら、好きな音楽をかけたりニュースをつけたりといろいろなのだけど、雨に煙る昨日の朝は違った。
何を思ったのかふと、何十年ぶりかに、12歳の時に初めて演奏した曲をYOUTUBEで探しだして聴いていた。
私くらいの世代で吹奏楽部だったひとには、大定番の「アルヴァマー序曲」。
今聴くと、あらゆる景色がくるくるとよみがえってくる。
ああこの音最初出なくてメロディにならなかったんだよなとか、田舎道をみんなでそれぞれ自分の楽器のパートを歌いながら帰ったこと、トランペットが本当に好きだった10代の自分、その当時の部員みんなとのなんでもないいくつもの場面。
曲の最後にさしかかって、金管に木管が別のメロディで入り始める頃、さすがにちょっと泣いた。
外は雨。昨日も今日も、外は雨。ざあざあざあ。
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