酔ってごきげんで帰宅して、黒猫ネルに「帰りおそくないですかあ」とばかりにごっつんこごっつんこ怒られて、こんな時間なのだけど、ちょっと書いておきます。
旧友、というか戦友に近い表現の、昔苦楽をともにした同じ劇団のひとそしてそれらを長年見守ってくれていたひとと、半日くらいをすごしました。
旧い名前やできごとが次々と出ては、笑って飲んで。
私、あの時、このまま死んでたまるかって思ってた。という話を少しだけした。
そう、このまま消されてたまるもんかって思ってた。つよく。
夜闇は優しく、どこか春の気配もしていて、私たちはちょっとしたキイワードにさえもひっくりかえって笑う。笑いころげる。
それだけみな、ちゃんと生きてきたのだと今は思う。
みんなの写真、ではなく、それぞれの年をかさねた手の写真をとろうとして、なんとなく逃す。
いつかはわからないけど、きっとまた会える。じゃあその時でいい。
こうして来し方は無事に、はるけきみらいへとつながってゆく。
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