以前、このレコードがかかっている時に「あれこの曲やったことあるっけ…」とぼんやり思って見てみたら『We're All Alone』だったことがあります。
高校一年の終わりの定期演奏会で、アンコールの1曲目でした。
(アンコールの最後の曲は、毎年同じ曲を全力で演奏することになっていたので、その前に、ちょっと対比がある感じの曲を選ぶようにしていたと思う)
演奏曲を決める全体ミーティングで「これいいタイトルだね」となにげなく言ったら、一つ上の仲の良かった先輩が「やっだーりえちゃんたらそんなさみしいこと言わないでー!」とばんばんたたいてきたことを思い出します。
また、その先輩が「ここんとこ、みんなで変えない?」と、拍のとりかたを一か所だけパート全体で変えてみることを提案して、合奏時に指揮者の先生が冷静に「ペット、そこ違う」と止めると「変えたんですー」と明るく返事していて、先生も(自由度の高いアンコール曲だったからか)「あっそう…」と次にすすめていました。
その先輩はもうずっと会っていないけど、大学も同じで、たまにすれ違うと恋や進路の相談をしたり、みっちりとその後も音楽を続けていた先輩の話を聴いたり、いつも楽しい女子トークをしていたように思います。
今でも、高校吹奏楽部の同期や前後の人が遊びに来ると、このレコードをかけて「これね『We're All Alone』入ってるんだよ」と話すことがあります。
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