まったく気持ちも体も外向きでないので、今日は家で黒猫と静かにすごすことにします。
子供の頃よく見た広島の灯篭流しは、なにかはっとする静けさとともに、言いようのない強い悲しみと怒りと慰霊の気持ちで胸がいっぱいになる灯たちでした。
小学校2年、6歳の夏(私3月生まれなのでね)。
田舎から都会広島に越していったおさない私に訪れる、あらゆるカルチャーショックと、もう帰ることのない場所会うことのない人への続く思い。
それらは、今の私を形成する大切な一部となって、私になじみ、生き続けています。
どんなにぼんやりした気持ちも、うつくしいハートも、きらりと光る星々も、
葉っぱのお舟にのせて、ひまわりの咲く川へと流してあげよう。
川は海に、星は空に、心はひとへ、そしてひまわりは太陽につれて、めぐってめぐっていつか着く。
誰かの大切な、あの場所にあのひとへ、いつか着く。
と、ここまで書き上げたところに、私のうしろで5.7キロの黒猫が棚ごとひっくりかえって大騒ぎしているので、さてこのへんで。
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