美容院で髪を切ってもらいながら、動物を連れての災害時の避難方法について、美容師さんとまじめに話し合う。
そこにはわりと大きめのプードルがいて、最後にくるんくるんの毛に触らせてもらいました。
そのあと、めずらしく自分でレコードを買ったり、のんびり自転車を走らせて世田谷文学館へ。
今週末、高校吹奏楽部の同期会があるのだけど、それで
「あ、そういえば世田谷文学館の江口寿史展、今週までだったっけ」と思い出したのでした。(だいぶはなれていますが、同じ高校の先輩なのです)
すでに行った高校の後輩から「生原稿がたくさんあって、見ちゃうっていうか読んじゃうっていうか」と聞いていて、実際、ほんとそうでした。
その生原稿の数々に圧倒されて、こえてきた時代を感じつつ、近くの蘆花公園でひとりになって今見たばかりの数々を反芻したり木々の写真を撮ったりして、夕方寒くなるまでの時間を静かにすごしていました。
世田谷文学館の喫茶店で友人に手紙を書こうと思ってレターセットや切手など持っていたのだけど、閉店間際であきらめました。ここでゴジラを背にして池をながめながら本を読むのもいいですよ。
数年前、ここで詩人のかたに詩ともマンガともつかない自分の作品をお見しせたら「こういうの描いていけばいいじゃないか」とあっさりでもあたたかく強く言ってくださったこと、ずっと胸にだいじにしています。
公園の遠くから、なんとなくトランペットの音が聴こえてきて、それにつられて、自転車をひいて歩いてみると、公園のはずれで男の人が吹いていました。
少し離れて聴いている、小さな子供と手をつないだそのお母さんらしき人。
きっとご家族なのでしょうね。
それはとても優しいやわらかい音色だったので、ああ素敵な景色だなと思って、いい休日だなと自分に帰りました。
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